キッチン掃除って何からすればいいのかな?
必要な物やコツがあったら知りたいな・・・
という人に向けて書いています。
いざキッチン掃除をはじめようと思っても、何からどんな順番で始めたらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、共働きで時間がなさすぎる筆者が「ここだけすればキッチン掃除は完璧!」となる記事を作成するべく、限りなく網羅的にまとめたのでぜひご覧ください。
ワーママ専属お掃除ブロガー
トア
1984年兵庫県生まれ、福祉職で働くかたわら、7年目で2歳と7歳の育児中。超せっかちな性格で、効率重視の掃除について研究中。新しい洗剤や掃除グッズを試さずにはいられない。ブログを書くことと、ミニマルデザインが好き。
この記事では、
- 【掃除を始める前に】キッチンでやるべき掃除場所のすべてと必要な物を紹介
- キッチン掃除の簡単ロードマップ【順番は自由】
- キッチン掃除のライフハック・裏技5選
を紹介していきます。
特にキッチンが見える間取りは、キッチン掃除だけで生活感が激減します。
スッキリした空間は、心にもゆとりができますよ!
多少汚れがたまっていても、カンタンにできる掃除方法だけをまとめました。
それでは、早速いきましょう!
もくじ(クリックするととびます)
【掃除を始める前に】キッチンでやるべき掃除場所のすべてと必要な物~準備~
まずはじめに、これからキッチンを掃除するために知っておくべき「掃除場所」と「最低限あったらいいもの」を紹介します。
とりあえず全体の掃除場所を知った上で、特に汚れが気になる場所から取り掛かっていただくのも全然OKです。
- 食器の洗い物
- コンロ・ガラストップ
- 五徳・受け皿
- 魚焼きグリル
- カベ・床
- 水切りカゴ
- 換気扇
- 調理台
- 電子レンジ
- 食洗機
- 冷蔵庫
- システムキッチン収納内
- 排水口・パイプ内
- 蛇口まわり
- シンク
キッチン掃除で必要なものはこちらです。
最低限これらがあれば、掃除がはかどります。
- スポンジ(皿洗い用とシンク用できれば2つ)
- メラミンスポンジ
- アルカリ電解水(油汚れ全般に効果あり)
- 竹串
- 洗えるキッチンペーパー(無ければ古タオルでもOK)
- キッチン泡ハイター
キッチン掃除完全ロードマップ|掃除の順番と場所ごとの掃除方法
キッチン掃除において、これまでで1番効率の良かった順番でロードマップを作成しました。
この通りに進めていただくと一通りのキッチン掃除が完成するいわば「地図」のようなものです。
とはいえ、超忙しい育児・仕事をしながら一度で完走するは難しいと思いますので、無理なくできるところから取り組んでいただければ幸いです。
ちなみにこのロードマップでは、日々のキッチンリセットの延長上でできることを中心に書いております。
「大掃除レベルにキレイにする方法」は詳細記事としてリンクを貼っていきますので、「今日は腰を入れて掃除するぞ!」という時にでもご参照ください。
はじめに、日々洗い物が溜まるシンク周りを片付けていきましょう。
シンクから取り掛かるのは、キッチン掃除をする中でさまざまなパーツ(魚焼きトレーや五徳、汚れたフキンなど)をシンク内で洗うためです。
シンクに洗い物が溜まった状態だと、作業スペースが少なくなり効率が悪くなります。
皿洗いを一気に片付けるには、「止水キャップ」が使えます。
シリコンがピタッと密着してキャップの役割をすることで、シンク全体が洗い桶となり食器の汚れをふやかします。
洗い桶は使わない時に邪魔になったり、フライパンなど大きいものが入らなかったりすることがありますよね。
また洗い桶自体を洗う手間がかかります。
止水キャップは使い終わったら軽くすすいで乾かすだけ。
省スペースで存在感のないところが非常に重宝しています。
購入の際は、排水口の直径サイズをご確認ください。
つけておいた食器類は軽くすすいで食洗機に放り込み、フライパンなどの大物はザッと洗うだけ。
お湯に浸けていたので、軽くなでるだけで汚れがサッととれますよ。
その他、三角コーナーをやめたり、普段使いのお皿の手持ち量を見直したところ、洗い物が15分→5分で終わるようになりました。
皿洗いの時間が不毛すぎて対策をまとめた記事は、こちらもどうぞ!
次にコンロ、ガラストップ周辺を拭きます。
まず洗えるキッチンペーパーを一度水に濡らして固めに絞ります。
水で濡らして絞ると、古タオルや雑巾と同じくらいの吸水性があります。
次にガラストップやコンロ周辺に「アルカリ電解水」をスプレーして、ペーパーで拭いてください。
アルカリ電解水は水を分解してできた、アルカリ性の水だよ。
激落ちくんなどが有名。
洗剤のように泡が出たりしないので、2度拭きがいらないのがメリット。
アルカリ電解水について詳しく知りたいかたはこちらをどうぞ。
アルカリ電解水って?という方へ:レック水の激落ちくん公式サイト
次に五徳を外します。
五徳を外すことでフラットになり、コゲや吹きこぼれなどの汚れが拭きとりやすくなります。
こちらもアルカリ電解水をスプレーして拭きましょう。
おおよその汚れはキレイになりますが、細かな隙間汚れが気になる場合は「竹串」を使ってください。
洗えるキッチンペーパーを竹串に巻いて溝をなでると、面白いくらいキレイになります。
五徳やコンロ周りのコゲを落としたい場合は、こちらの記事もどうぞ。
コンロ・五徳周りの焦げ付き掃除|ステンレスたわしとカビ取りジェルが効く次に調理につかった魚焼きグリルを洗います。
忘れて放置するとニオイが残ってしまうので、トレーだけでもその日中に洗っておきたいですね。
魚焼きトレーは食器洗い洗剤で洗い、ガラス窓やつまみはアルカリ電解水で拭いてください。
ガラス部分の茶色い焼き付きが取れなくて諦めていましたが、ホームセンターのコゲ取りクレンザーで新品同様に生まれ変わりました。
なかなかニオイが取れない場合はこのしつこい汚れが原因の可能性大です。
サッパリ落ちるので、魚焼きグリル内部の汚れ・焼き付きが気になる方はこちらの記事もどうぞ
次に壁・床を拭いていきます。
キッチンの床・壁は調理中の水ハネやこぼれた調味料・油を含んだ空気にホコリが混じり、思った以上に汚れています。
ぱっと見ではわからない汚れですが、アルカリ電解水を壁上部に2〜3回吹きかけると汚れが浮いてきました。
ここでもアルカリ電解水+洗えるキッチンペーパーが活躍します。
表面のベタベタは一瞬でサラサラになりました。
キッチンの壁・床のホコリとベタベタ|アルカリ電解水で2度拭きなしの時短掃除天井や壁の高い位置にはフローリング用ワイパーが便利です。
フローリングワイパーに洗えるキッチンペーパーやキッチンのお掃除シートを挟むと、楽に掃除できます。
次に水切りカゴのカビやヌメリを除去します。
水切りカゴは意外と細かなパーツが多いので、ヌメリが気になる箇所を中心にキッチン泡ハイターをスプレーします。
5分もすれば、ヌメリやカビがとれて真っ白になっています。
次に換気扇周りを拭いていきます。
換気扇周りもアルカリ電解水をスプレーして拭いていきます。
洗えるキッチンペーパーの表面の凸凹がしっかりと油を絡めとります。
換気扇周りは特に油・ホコリがまじって頑固な汚れになっていると思います。
アルカリ電解水でどうしても落ちない汚れは、「キッチンマジックリン」や「リンレイウルトラオレンジクリーナー」がおすすめです。
「界面活性剤」という成分で油を元から分解するため、スプレーして1分ほど置いてから拭くときれいさっぱりベタベタ汚れが落ちます。
その他、劣化したタッパーのベタベタ汚れにも使えます。
換気扇の内部まで掃除してみよう!という方はこちらの記事もどうぞ。
一年放置してどの洗剤でも絶対落ちなかった、換気扇内部のファンの油汚れ。
プロ御用達の「ケミクール」という業務用洗剤で解決しました。
薄めて使えばキッチンマジックリンと同じ効果を実感でき、コスパ◎
1本で家中の油汚れに使えるのでおすすめです。
次に調理台を拭きます。
アルカリ電解水でスプレーをして、洗えるキッチンペーパーで拭いてください。
調理台にシミ発見・・・どうすればいい?
お茶、野菜の切りくずなど様々なものが原因でできる着色汚れ。
調理台のシミが落ちない場合は、段階的に汚れ落としを試しましょう。
①中性洗剤(食器洗い洗剤など)で拭く
多分これで落ちることはありませんが、1番調理台の素材を痛めない方法です。
家中使える万能洗剤、ウタマロクリーナーがおすすめです。
②メラミンスポンジでこする
メラミンスポンジを優しく握り、シミだけをこするようにとにかく優しく。
大理石のような光沢のある素材はメラミンスポンジでこする(研磨)することにより、細かい傷がつき曇ったような仕上がりになります。
シミをとるか光沢をとるかですが、気になるようなら細かい範囲でお試しください。
③キッチン泡ハイターをスプレーする
漂白成分で調理台を漂白し、真っ白にしあがります。
脱色成分のため、逆に真っ白な天板は黄ばむことがあります。
我が家はクリナップのラクエラという製品です。
天板は人工大理石で、色はホワイト、5分ほど放置しましたが特に黄ばみはみられませんでした。
気になる方は小さい面積、短時間からお試しください。
次に電子レンジ周辺を拭きます。
庫内は食品の水蒸気や破裂などで結構汚れています。
アルカリ電解水をスプレーして拭いてください。
日頃の掃除ならこれで十分キレイになりますが、コゲや焼きつきなどの汚れが気になる方は詳細記事もどうぞ。
コゲ落としジェルを使うとキレイにおちました。
すぐできる電子レンジ掃除:ベトベト、ニオイに使えるグッズ3選次に食洗機を掃除します。
日頃の掃除ではゴミ受けの食品カスを取り除いて、ゴミ受け周辺にキッチン泡ハイターをしておきましょう。
ここが1番ヌメリやニオイが発生しやすく、カビの温床となる場所です。
キッチン泡ハイターをしたら5分ほど放置し、そのまま食洗機を回せばOKです。
我が家の食洗機は、食器を置くワイヤーカゴ部分や広範囲にカビやヌメリが広がっていました。
庫内のカビやヌメリが広範囲に広がっている場合はこちらの記事もどうぞ。
食器がクサイ・庫内のヌメリを改善する方法とオススメ洗剤【食洗機の掃除】次に冷蔵庫の外側、庫内を拭いていきましょう。
アルカリ電解水をスプレーして、洗えるキッチンペーパーで拭いてください。
うちは2週間に1回程度「冷蔵庫の中身を使いきる」を意識し、モノが少なくなったタイミングで拭き掃除しています。
モノを出したり入れたりの手間がかからず、簡単に拭き掃除を終わらせることができます。
これ、食べ忘れとった!の食材も救出できて◎です。
冷蔵庫の残りものを小皿にモリモリ、おかずに統一感はないですが時短の1食になりました。
次にシステムキッチンの収納内を拭いていきましょう。
意外と野菜の切りクズや水の後などで汚れているので、アルカリ電解水とキッチンペーパーで拭いてください。
次に排水口のヌメリとニオイを落とします。
水切りカゴと排水トラップを外し、キッチン泡ハイターを噴射します。
5〜10分放置しあとは水で流すだけ。
ヌメリやニオイもすっきりおちました。
排水口ってどうやって外すの?
詳しく手順が知りたいという方はこちらの記事もどうぞ
次に蛇口周りの汚れを落とします。
メラミンスポンジで優しくこすって、水で流します。
細かな隙間に汚れが溜まっている場合は、竹串に洗えるキッチンペーパーを巻いて掻き出してください。
食器が一掃したら、最後にシンクも洗っておきましょう。
日々のシンク洗いは食器洗い洗剤で十分キレイになります。
細かな水アカやウロコがある時は、メラミンスポンジで擦るとキレイに落ちます。
光沢のあるステンレス素材の場合は、メラミンスポンジでこする(研磨)すると細かい傷がつくので注意が必要です。
目立たないところで試してから使用してくださいね。
白いカチカチの汚れやくすみが取れずスッキリしない場合は、以下の記事もどうぞ。
いつものシンク掃除の後に水アカクリーナーと撥水コーティング(スプレーするだけ)を試したところ、新品のような水はじきに戻りました。
以上で、キッチンは一通り掃除が完了しました。
続いて、せっかく掃除したキッチンのキレイがラクに続くライフハックを紹介します。
日々の掃除をラクにするライフハック・裏技5選
あまりに有名な方法で恐縮ですが、もしまだやっていない方がいたらぜひお試しいただきたい一品。
換気扇にフィルターを貼り付けるだけで、以後のお手入れが激減します。
フィルター内部に油やホコリが全くと言っていいほど入っていかないので、面倒なファンや網を洗う必要がありません。
できればプロの業者に一度内部を掃除してもらい、汚れが取れた後に貼り付けておけば最強ですね。
我が家では、少しでも掃除の手間を省くため以下の標準設備を見直しました。
- シンク内のプラスチック製のゴミ受け
→ヌメリが酷いため、ステンレス製のカゴへ買い換え - ゴミ受け上のフタ
→ゴミを回収する時に面倒なので廃止 - スポンジや食器洗い洗剤を入れておくカゴ
→カゴ自体を洗うのが面倒なので廃止(現在は水切りカゴ上に洗剤・スポンジ)
を実施しています。
インスタやyoutubeでも実践している人が多く、シンク周りの管理・維持の手間が省けるのでおすすめです。
ゴミ袋はゴミ箱の底に入れておくのがおすすめです。
ゴミ袋がゴミ箱内にあれば、回収後全く移動せずにすぐに袋をかけることができます。
おしゃれなゴミ服をを収納するケースなども売られていますが、ケースに入れる手間、ゴミ袋を取りに行く手間を考えると現段階では1番楽なんじゃないかと思います。
食洗機の洗剤はワンプッシュで出てくるボトルに詰め替えると、軽量・キャップの開け閉めの手間が省けます。
洗濯洗剤のアタックZEROのボトルの作りが秀逸で、食洗機用の液体洗剤を入れても「モレ」「つまり」がなく快適に使えています。
使い方は簡単で、食洗機に向かって上部のレバーをプッシュするだけ。
ワンプッシュ5gなので、決まった容量も出しやすい!
キッチン周りの日用品こそ、使いやすいモノを厳選してつかうと効率があがります。
たかがスポンジと侮ることなかれ。
泡が持たないスポンジは、洗い物の途中に何回も洗剤を付け直さないといけません。
機能的でありつつ、生活感がでないシンプルなデザインのものを愛用しています。
【ギモン】キッチン掃除をプロにお願いした場合の相場って?
ここまでキッチンの掃除方法について紹介してきましたが、「自分でやる時間がない」「洗剤や道具を買い揃えるのは大変」ということもあると思います。
日頃の掃除は自分でしつつも、まとまった汚れやハードな汚れはプロに頼むのがおすすめです。
株式会社NEXERの運営するアンケートサイト「ボイスノート」によると、ハウスクリーニングをお願いしたい場所ランキングで「レンジフード・換気扇」がエアコンを抑えて1位という結果になりました。
引用:ボイスノートマガジン
費用相場は「換気扇・レンジフード本体」の掃除で費用相場は7500円〜12000円程度。
シンクやコンロなどの清掃がメインに行う、「キッチン全般」の掃除で11,000円〜16,000円程度となっています。
一般的にキッチン全般の掃除には「換気扇」や「レンジフード」の掃除が含まれないことが多く、どこまで掃除するかは業者によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。
これまでに10回以上ハウスクリーニングを依頼してきた筆者が思う、リアルなメリットデメリットは以下の通りです。
- 家の中で自由に過ごせるため、子どもと映画をみたり遊んでいるうちに作業が終わる
- 掃除が中途半端に中断しないので、子どもにイライラしなくてすむ
- 洗剤や道具を買う+保管する手間がない。強力な洗剤は使用頻度が低く、邪魔になりがち。
- 費用がかかる。日頃からできるだけキレイに使って、ここぞという場所に使いたい。
- 予約や日程調整が必要。急な乳幼児の体調不良などで予約の取り直しも。
- 無事作業が終わるかな、追加料金がかからないかなと不安。口コミや事前問い合わせは大切。
共働き家庭では少数派かもしれませんが、これまでにハウスクリーニングを使ったことがない方は「網戸の張り替え」や「換気扇」など重労働な場所で利用してみるのがおすすめです。
まとめ
この記事では、キッチン掃除で必要な場所と準備物についてざっくりまとめ紹介しました。
【掃除場所】
- 食器の洗い物
- コンロ・ガラストップ
- 五徳・受け皿
- 魚焼きグリル
- カベ・床
- 水切りカゴ
- 換気扇
- 調理台
- 電子レンジ
- 食洗機
- 冷蔵庫
- システムキッチン収納内
- 排水口・パイプ内
- 蛇口まわり
- シンク
【準備するもの】
- スポンジ
- メラミンスポンジ
- アルカリ電解水
- 竹串
- キッチン泡ハイター
- 洗えるキッチンペーパー
一つ一つはとても簡単に短時間でできるので、時間と精神的な余裕がある時にちょこちょこやっていきたいとおもいます。
最後までお読みいただいてありがとうございました!
それではまたっ!