この記事は、

・ゴキブリが絶対家に出ない方法ってある?
・小さな子ども、ペットがいても出来る対策を知りたい
という人に向けて書いています。
戸建てに比べ冬でも温度が高いマンションでは1年通じてゴキブリ対策が必要ですが、ゴキブリが特に活発になる初夏〜秋口までは特に注意が必要です。
この時期に対策を怠ると、家の中でゴキブリに遭遇する確率がぐんと上がるからです。
夜中に1人でゴキブリに遭遇したときの恐怖は計り知れないですよね。
その後数日は疑心暗鬼で過ごすことになるので、しっかりと対策をしていきましょう!
しっかり対策をすることで、ゴキブリとの遭遇確率を限りなくゼロに近づけます。

万が一、家の中で対峙してしまった時の対策も万全にしておきましょう!
この記事では、
- 【遭遇なし】マンションでゴキブリが絶対でない対策まとめ|築25年超えの中古マンションで実証
- 小さな子やペットがいても使える駆除グッズ3選
を紹介します。
2歳・6歳育児中のワーキングマザーです。
忙しいと荒れる家の中で、1週間のうちに2回もゴキブリと対峙したことがきっかけで掃除を始める。
日本インストラクター技術協会(JIA)クリーニングインストラクター取得。
共働き家庭の「掃除しなきゃ!」の一助になれば幸いです。

背後に気配を感じたり、黒い影に怯えなくてももう大丈夫。
万全の対策を行い、安心して過ごせる我が家を手に入れましょう!
それでは、早速いきましょう!
もくじ(途中からもよめます)
マンションでゴキブリが絶対でない対策①|侵入経路を塞ごう!

そもそも、ゴキブリが家の中にいるということは、どこかから入ってきたということになります。
ゴキブリが絶対でないようするためには、絶対に家の中に入れない対策が必要です。
対策①では、ゴキブリが入ることの出来る経路を完全に絶ちます。
ほんの少しの隙間も見逃さないよう、数mmの空間にも目を光らせることが重要です。
なぜなら、NATIONAL GEOGRAPHIC(通称ナショジオ)のHPによると、ゴキブリは一般的に3mmの隙間があれば侵入することができるからです。
我が家で侵入を防ぐためにやっている対策は次の通りです。

玄関ドアは開けたらすぐに閉めましょう。
ゴキブリはコソコソ隠れた隙間から入ってくるイメージですが、意外と堂々玄関から侵入することも多いです。
「玄関はそんな長時間あけていない」
「いや〜さすがに玄関から入ったら気づくだろう」と思うかもしれませんが、夜に宅配が来て数十秒あけたままにしていたという経験はないでしょうか。
夜間活発になるゴキブリが、空いた玄関ドアから侵入する可能性は大いにあります。
また、玄関に届いた宅配便や靴、鞄などが置かれている場合すぐに物陰に隠れてしまいます。
・宅配は時間がかかりそうならドアの外で受け取る
・子どもに開けっぱなしにしないよう協力依頼を行う
をお願いし玄関ドアの開閉は最小限にとどめています。

郵便ポストに手紙や生協のチラシを差し込みません。
チラシなどを挟むと、郵便ポストの差し込み口に隙間ができてゴキブリ侵入経路になり得るからです。
手紙はマンション内のメールボックスに入るのですが、生協のチラシのみ玄関ドアに差し込んであるので連絡をして廃止してもらいました。
今は紙のチラシの代わりにスマホで見ています。
紙チラシを捨てる手間も省けて、一石二鳥です。

自宅内の通気口にはフィルターを貼って、ゴキブリの侵入を阻止しています。
空気を通すダクトを通って、玄関やベランダなどの屋外につながっている通気口。
2〜3ヶ月に1度、ホコリが溜まってきたら張り替えるだけのシートで対策ができます。
ゴキブリの侵入を塞ぐだけでなく、通気口掃除の時短にも便利です。

網戸が壊れたらすぐに治すようにしています。
ゴキブリは湿った温度の高い環境を好むので、季節問わず換気が必要です。
網戸そのものに破れがあると、そこからゴキブリ・その他の害虫が侵入します。
とはいえ、子どもをみながら自分で網戸を付け替えるのは大変。
網戸のネットやゴムなどの購入と、張り替えに時間がかかります。

「面倒くさい」「やったことない」という方は、プロに頼んでみてはいかがでしょうか?
お店によって多少値段の違いはありますが、7000円で2枚張り替えてもらいました。
自分で貼った時と比べるとたわみもなく、短時間でストレスなく張り替えができるのでおすすめです!

エアコンのホースには虫除けのため、ネットを張っています。
細いエアコンの排水ホースですら、ゴキブリの侵入経路になるんです。
市販の防虫キャップか、なければ水切りネットやストッキングを切って輪ゴムでとめるだけでも代用可能です。

換気扇も外とつながっているため、侵入対策を行います。
基本は通気口と同じようにフィルターを貼っています。
それぞれこんな感じです。
キッチンの換気扇です。

フォルターを貼ると、調理中の油が中に入るのも防げます。
めんどくさい内部ファンの掃除も不要です。
現在は2〜3ヶ月に一度のシートの張り替えと、周囲を軽く拭き掃除するだけ。
換気扇掃除のハードルが劇的に下がりました。
初めてフィルターを貼る時は、換気扇掃除後がおすすめです。
換気扇掃除については、こちらの記事もどうぞ。


お風呂の換気扇にもフィルターを貼っておきましょう。
ホコリが溜まると湿気が排除できずカビの原因になりますし、換気扇自体にカビが付着していると広範囲にカビ菌を広げてしまいます。

フィルターは粘着がついているので、適当な大きさに切って貼るだけでOKです。
剥がしたあとは全くと言っていいほど、汚れていません。

トイレの換気扇も同様のフィルターを貼っています。
トイレットペーパーの細かい埃が意外に多いトイレ。
ゴキブリ侵入防止と、面倒な換気扇掃除から解放されます。
トイレ自体の掃除をしっかりすることもゴキブリ侵入には効果的。
「トイレ掃除めんどくさ〜」という人は、こちらの記事もどうぞ。



比較的新しいマンションでは心配ないと思いますが、普段目に触れない場所の隙間も確認しておきましょう。
我が家は築25年超のマンションなので、ところどころ古くなってきています。
押し入れや天袋など見えない部分に隙間がないか確認しました。
もし隙間があれば、隙間防止テープで補修しておくと害虫の侵入だけでなくすきま風も防げます。

段ボールの隙間は冬でもあたたかく、ゴキブリの棲家になります。
また、段ボール自体にゴキブリの卵や幼虫が紛れている可能性もあるため、家の中には置きません。
近所のスーパーに回収ボックスがあるので、溜め込まず買い物の際に捨てるようにしています。

洗濯物にも紛れるなんて恐怖ですが、室内に持ち込まないようしっかりはらってから取り込みましょう。
うちは5階なのですが、近隣は自然豊かで夏にはカメムシやカナブン、時にはクワガタまで洗濯物と一緒に入ってきます。
家の中に入ってきたら、逃すまで大騒ぎになり時間も労力もかかるので侵入を防ぐことが重要です。

信じられないかもしれませんが、カバンの中や荷物にも紛れていることがあります。
以前帰省中にヤスデ(ゲジゲジ)がゆっくりとお菓子を入れている段ボールに入っていきました。
これがムカデなど毒のある虫だったら大変です。
特にキャンプやアウトドア、自然豊かな場所から帰ってきた荷物は慎重に荷解きしましょう。
私は田舎への帰省には、エコバックなど必ずファスナー付きのカバンを選ぶようにしています。

屋外につながる配管に隙間はありませんか?
エアコンや乾燥機など屋外へ家電を設置する場合、室内からコンセントを引く場合があります。
配線や配管を通す場合は周囲を確認し、隙間がある場合はパテで埋めましょう。
粘土状のパテをつめるだけで、時間もかかりません。
マンションでゴキブリが絶対でない対策②|ゴキブリの好む環境を徹底排除
ダスキンのホームページによると、ゴキブリは暖かくて湿気の多い場所を好み水分とエサがあれば繁殖することが可能と記載があります。
- あたたかい場所(18度〜25度くらいが活発)
- 湿った場所
- 餌のある場所
- 暗い場所
ゴキブリが餌や住みやすい環境を発見すると、集合フェロモンがでて仲間を呼び寄せる性質があります。(参考:ゴキブリ110番)

1匹見つけたら、30匹はいるよ!と言われる一因にもなっています。
ゴキブリの好む環境を一掃し、万が一侵入したゴキブリが集合フェロモンを出さないようにしていきましょう!

我が家では壁・床と家具には5cm以上の隙間を空けています。
ゴキブリは狭い・暗い・暖かい場所を好むからです。
冷蔵庫や電子レンジは隙間を空けることで、熱がこもりません。
万が一ゴキブリと遭遇した場合も、
「うわっ!冷蔵庫の裏に入ってしまった!」ということがなくなります。
自宅内でのゴキブリ遭遇率はキッチンが1位。(ゴキブリ専門サイトゴキラボより)
キッチンは狭い・暗い・暖かいに加えて水分、食べカスや生ごみなどエサとなるものが豊富です。
湿気と熱がこもらないように、食器棚や冷蔵庫と壁には隙間を空けておきましょう。

ゴキブリは湿った環境を好むので、部屋はこまめに換気しています。
特に冬場でも暖かい室内は、ゴキブリにとって格好の住環境。
ゴキブリは夜行性なので、活動の多い夜間はサッシのわずかな隙間から入る可能性があるので開けません。
明るい間の換気を心がけています。

植木鉢やプランターはゴキブリが好む湿気、肥料、隙間があり絶好の隠れ家になる場合があります。
植物のお世話が苦手ということもあり、我が家はプランターや植木鉢をおいていません。

周りが自然豊かなので、窓から見える山々を借景にしています。

ベランダに何ヶ月も粗大ゴミや汚れがあると、隠れ場所になっている可能性大です。
溝の汚れが気になったら、捨てるついでの古布でササッと拭いています。
黄砂やホコリでよごれたら、水で流して掃除するのもおすすめです。
洗車ブラシとマスカー(養生テープとビニールが一緒になったもの)があれば、マンションでもカンタンに掃除できます。
詳しくはこちらの記事もどうぞ!


続いてキッチンですが、ゴキブリのエサになりやすい三角コーナーは置いていません。
また排水溝からの侵入を防ぐため、ゴミ受けカゴは網目の細かいものにしています。
シンクまわりも汚れが気になったらカンタンに掃除することにしています。



ゴミ箱はフタ付きのもので、生ごみのニオイが発生しないようにしています。
生ごみ(特に玉ねぎやじゃがいもの皮)はゴキブリの好む匂いで、周囲から引き寄せます。
夏場は小バエ対策にもなるので、キッチンは特にフタ付きゴミ箱がオススメです。
万が一に備える|子どもやペットがいても使えるゴキブリ駆除グッズ
以上様々な対策を講じてきましたが、まだ万全ではありません。
ゴキブリ対策についてはどの掃除よりも徹底して行っているつもりの我が家でも、数年に1度遭遇します。
万が一の遭遇した時に備えて、念の為戦いのアイテムも準備しておきましょう。
「絶対にゴキブリがでない対策といいながら、駆除グッズの紹介なんて矛盾だ!」と思われるかもしれませんが、本当にどこからともなく入ってくる時があるんです。
ゴキブリのベイト型(毒エサ)タイプの駆除剤としては最も有名なブラックキャップ。
黒いプラスチックケースの隙間に毒エサが入っていて、食べると成虫だけじゃなく卵まで効きます。
またゴキブリは互いの死骸を食べるので、まだ見ぬ仲間も一緒に駆除できるのがありがたいところです。
ホウ酸団子など、毒エサをそのまま置くタイプはペットや小さい子どもの誤飲が心配ですよね。
ブラックキャップはケースに入ったまま設置できるタイプなので、中の毒エサがこぼれたりする心配もありません。
この動画をみたら効き目の凄さがわかります。

ゴキブリの苦手な人にとっては、もはや最終兵器ともいえるのがスプレー式の殺虫剤ではないでしょうか。
現在は様々な種類がありますが、「ゴキブリ用」と記載があるものがおすすめです。
蚊・ハエなど小型の虫用だと時間がかかったり、卵まで効かないものがあるからです。

子どもやペットがいるけど、殺虫剤って大丈夫なの?
殺虫剤の成分は基本的に人体やペットに害はありません。
殺虫剤に含まれる毒素は特定の生物(虫類)のみに反応するもので、虫より複雑な神経系をもつ動物や人類には影響がでないことが検証されています。(ウェザーニュース:殺虫剤が時とに害のない理由)
とはいえ、大量に吸い込んだりすると気分悪化などの可能性がありますので、小さな子どもやペットの届かない場所に保管が必要です。
【ピンチ】殺虫剤がない!消毒用アルコールスプレーが効果的

急にゴキブリと遭遇した場合、手元に殺虫剤がない場合がありますよね。
そんな時は、除菌用アルコールが使えます。
ゴキブリの体には呼吸するための穴が空いていて、油をまとっています。
アルコールを噴射すると、周囲の油が分解されて穴にアルコールが入ることにより息ができずに死んでしまいます。(ゴキブリ110番ホームページより)
殺虫剤がない場合は除菌用のアルコールスプレーでも代用できます。
まとめ
ゴキブリと家の中で遭遇しないためには、「家の中にいれない」「ゴキブリの好む高温・多湿・エサのある環境にしない」ことが重要です。
我が家でやっている対策は
- 玄関ドアは開けっぱなしにしない
- 郵便ポストに手紙類を差し込まない
- 通気口はフィルターをつける
- 壊れた網戸はすぐ修理
- エアコンホースに虫除けネットをつける
- 換気扇の隙間を塞ぐ
- 押し入れ、戸袋などに隙間がないか確認
- 段ボールは家の中で保管しない
- 洗濯物ははたいてから取り込む
- カバンなど荷物からの侵入に気をつける
- 壁の配管・隙間はパテで埋める
- 家具・家電と壁の隙間を空ける
- こまめに換気する
- 観葉植物・プランターを置かない
- ベランダをモノ置き場にしない
- 三角コーナーを置かない
- フタ付きのゴミ箱にする
- 毒エサを置いて周囲のゴキブリ数を減らす
- 殺虫剤を常備
の以上です。
これから、ますますあたたかくなるので早めの対策が安心です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本日もお疲れ様でした!