【物の捨て方・減らし方】片付け界の有名人・ミニマリストに学ぶ「手放す基準」

この記事は、

悩む人
悩む人

・片付けしたいけど、物を捨てられない

・物を捨てる基準について知りたい

という人に向けて書いています。

片付け・掃除をしようと思うと必ずぶち当たる「手元に残す・手放す」の仕分け作業。

いざ「掃除しよう!」と動き出すと、想像を超えるほどたくさんの物に囲まれて生活していたことを痛感します。

いざ整理しようと思っても「手元に残す・手放す」の判断はめちゃくちゃ難しい

他人のものならまだしも、自分の物となるといろいろな感情が湧いてきますよね、。

そこでこの記事では、

  • これって捨てるべき?|片付け界の有名人・ミニマリストに学ぶ「手放す基準」5選
  • 【実際にやってみて分かった】手放しにくい物ベスト5&おすすめ手放し方法

を紹介します。

この記事を書いた人

ワーママ専属お掃除ブロガー

トア

プロフィール

1984年兵庫県生まれ、福祉職で働くかたわら、7年目で2歳と7歳の育児中。超せっかちな性格で、効率重視の掃除について研究中。新しい洗剤や掃除グッズを試さずにはいられない。ブログを書くことと、ミニマルデザインが好き。

とあ
とあ

手元に残すかどうかの判断が1番の難関!

どちらか決まれば、あとは淡々と作業できます。

物を手放して空間が生まれると、気分は爽快。

ギュウギュウに押し込まず、余白のある空間は掃除のハードルもぐんと下がります。

それでは、早速いきましょう!

「断捨離」の提唱者 やましたひでこさん

引用:やましたひでこオフィシャルブログ「断捨離®︎」Powered by Ameba

やましたひでこさんといえば、あの有名な「断捨離(だんしゃり)」の提唱者。

今では老若男女関わらず片付けの時に「よし、断捨離しよう」と取り組む方も多いのではないでしょうか。

「不要な物を減らし、身軽に快適な生活と人生を手に入れる」という具体的なノウハウをまとめた著書「新・片付け術断捨離」一大ブームとなり、「断捨離」という言葉が広く知られるようになる。

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「捨てる基準」ではなく「選ぶ基準」と考える

モノを手放す時に「これは、捨てるべきか」と判断するのは難しい。

片付けをするときに「あれもいらなかった、これもいらなかった」と捨てるモノを探すという視点で作業を進めると苦しく判断が難しくなる。

逆に「これは好みだ」「これは自分にとって大切なモノだ」と残すことで、本当に必要なモノ・自分の気に入ったものを感じることにより幸せを感じやすくなる。

自分とモノとの関係性を見つめ直すことによって、大切なものを選び抜いていくことができる。

モノを残すかどうかは「自分軸」「時間軸」2つの視点で考える

一つ目の「自分軸」とは、物との関係性を問い直す時に「自分」の気持ちを大切に判断すること

この物は自分にとって「ふさわしいか」「必要としているか」「心地いいのか」

物より自分を優先して、手元に残すかどうかを判断する方法を推奨しています。

逆に「モノ」を優先した判断方法には、

・自分的には使いにくいお皿だけど、頂き物だから捨てられない

・もう壊れて操作はできないけれど、直せば使えるかもしれないのでとっておいたPC

などがあります。

二つ目の「時間軸」とは、過去、未来でもなく「今」という時間軸で考えること。

「自分軸」で考え、「ふさわしい」「必要だ」「心地いい」と選んで、次に「現在」に焦点をあて残すものを選び抜くというものです。

モノとの関係は時間の経過によって変わるため、かつて「必要、ふさわしい、心地いい」と思っていたモノがいつまでもそのままとは限らない。そのため、今現在という判断基準で選ぶのが大切だとおっしゃっていました。

「自分軸」「時間軸」での判断方法をまとめると、

  • 「今」の私にふさわしいか
  • 「今」の私に必要か
  • 「今」の私に心地いいか

を意識してモノを向かいあうことで、手元に残すものを選ぶ判断ができるというものでした。

「ときめき」片付けの提唱者 近藤麻理恵さん

引用:こんまりホームページ

5歳から片づけに興味を持ち主婦雑誌を愛読していた「こんまり」こと近藤麻理恵さん。

片付けコンサルタントとして2010年に発売された「人生がときめく片付けの魔法」は世界40カ国で翻訳され1300万部のベストセラーとなる。

セミナーなどを精力的に開催する「こんまりメソッド」での手放す基準を調べてみました。

ときめくものを選ぶ

こんまりメソッドは、「自分が大切にしたいと思うモノ、好きなモノ、持っていて幸せなモノを探す」ということにフォーカスした片付け方法です。

これまで片付けを通して「捨てるモノ」を探すを突き詰めたところ、周囲のモノが全て敵のように思えて苦しい経験をされたとのこと。

「モノをすてなきゃ!」と思うあまりストレスで失神してしまったご自身の体験から、好きなモノを探すということに視点を変え生まれたのがこんまりメソッドだそうです。

やり方はとてもシンプルで、実際にモノを出してみて、手にとってみて「素敵だな〜」「好きだな〜」と思うものは残し、そうでないものは手放すというもの。

こんまり流片付けでは、自分の好きな物だけが厳選されていくため、お気に入りのものに囲まれた日々の生活が送れるようになります。

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ミニマリストブームの火付け役 佐々木 典士さん

引用:SUUMOジャーナル

ミニマリストブームの火付け役となった佐々木典士(ささき ふみお)さん。

「ぼくたちに、もうモノは必要ない」の著者で知られ、ミニマリスト界では知らない人はいないであろう、有名人。

ラグやベッドなどの「当たり前」に置いていたモノすらない。

ガランとした部屋に佇む写真を初めてみた時はかなりの衝撃を受けました。

しかし本を読んでみると、不要なものを手放すことで本当にやりたいことに目を向ける姿にも感銘を受けました。

街を間取りとして考え、家の中に多くのモノを持たない

かつてはさまざまなものを所有していた佐々木さん。

冷蔵庫にたまっていたカラシ(惣菜についていたもの)など、小さなものから捨てていったそうです。

捨てる時の基準は「街を間取りとして考え、自分の家に置いておく必要のないものは持たない」ということ。

例えば、街中にある喫茶店やカフェを「応接間」と考え友人と話すときはそこを使う。

友人数名と食事をする時には居酒屋やレストランを使う。

本がたくさん読みたくなったら、図書館を使うことでたくさんのものを家に所有&保管しておく必要がなくなる。

たしかに、街全体を間取りと考えることで自分の街がもっと好きになりそうですし、他の人とシェアすることでお金にもゆとりが生まれると思います。

例えば、こどもの絵本は1冊1,000円ほどしますが、図書館なら無料で借りられて街の方とシェアできます。

さまざまな本に触れ合う機会がある一方、本当に読みたい絵本だけ購入することができます。

「手ぶらで生きる。」の著者 ミニマリストしぶさん

引用:ミニマリストしぶのブログ

こちらもミニマリスト界隈では知らない人はいないほど有名な、ミニマリストしぶさん。

1995年生まれで福岡県出身、「ミニマリスト しぶのブログ」やyoutube、twitterで積極的に情報発信をされています。

「モノを減らすにはどうしたらいいですか」などの視聴者からの質問に答える回や、同年代のミニマリストとの対談が多数あります。

やさしい話し方なのにちょっと毒舌なしぶさんの動画は、耳心地も良くて面白いです。

モノを捨てようか迷った時に、いくつも判断基準があると逆に選択肢が多くて捨てられないというしぶさん。

なるべくシンプルな基準で判断するのがモノを捨てる際に重要という考えに至ったそうです。

しぶさんの手元に残すかどうかの判断基準は次の3つです。

「お金」を生み出すモノ

1つ目は「お金」を生み出すモノ。

ノートPC、スマホ、知識に繋がる本など、仕事のツールや将来のスキル向上につながるモノは無理に減らさなくてもいい。

それよりも、着ていない服や使わない雑貨から手放してはどうかとアドバイスされていました。

「時間」を生み出すモノ

お掃除ロボットやドラム式洗濯機は、生活の中での掃除・家事にかかる時間短縮に役立つアイテム。

なくても生活できるけど、「自分の代わりにやってくれる」ことで時間を生み出してくれるものは残しているそうです。

しぶさんの場合は、家事をするのが苦手。

家事に楽しさを見出せないことから、お掃除ロボットやドラム式洗濯機は手放せないですね・・・とのこと。

子どもと生活すると、毎日汚れる床掃除に我が家もルンバを導入しました。

段差だらけの家でもルンバが活躍する理由|購入前に気になる各段差での動きはこんな感じ

「楽しみ」を生み出すモノ

モノを手放すかどうかも迷った時に、「毎日の生活の中で楽しみを与えてくれるモノ」は残すというしぶさん。

映画やアニメを見ることが好きで、そのためにプロジェクターは所有しているとのこと。

しぶさんの部屋は冷蔵庫や炊飯器はないけれど、アニメや映画を見るためのプロジェクターはあります。

楽しく生きることにフォーカスされていて、素敵だなぁと思いました。

しかし、モノで溢れないために注意したいこととしては制限を設けるということ。

例えば服が好きな人だったら、賃貸のクローゼットに収まる分だけ所有するなど、一つ一つ吟味して楽しめる量の意識が必要だとアドバイスされていました。

厳選された物選びは秀逸 Rolandさん

元カリスマホストで実業家のRolandさん。

テレビではバラエティからNHKまで幅広く出演されていて、端正なルックスと知的な一面・・・だけど意外と天然な部分が年齢に限らずファンになってしまうのではないでしょうか。

タレント活動意外では、美容サロンやアパレル、ホストクラブなど数々の経営も手がけています。

そんなRolandさんはミニマリストとしても知られ、生活感のない自宅の様子やモーニングルーティンを撮ったyoutubeは500万回再生を超える超人気動画となっています。

そんなRolandさんがモノを選ぶ基準について、動画で語っていたのでまとめてみます。

好きなモノかどうか

「1個のモノと徹底的に向き合うかどうかが俺は好きで、だからミニマリストになったのかな。」

と動画内で語っていて、持ち物はすべてRolandさんの選ぶ最高の一品だそうです。

「各ポジションに控えの選手を作らない」のがポリシーだそうで、傘、ペン、文房具、全てにおいて自分が最高だと思える1つを厳選して使っているそうです。

周囲のものはエルメスのバッグやカッシーナのソファなど。

「そりゃ最高だろう」という超高額なものが並ぶ中、無印良品のやかんや化粧品を愛用しているなど必ずしも超高級でないものも登場します。

「高い」「安い」ではなく、「好きかどうか」を重視して選んでいるというのが印象的でした。

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まとめ

ここまで、片付け界やミニマリストとして有名な5名のモノを手放す基準について紹介しました。

  1. やましたひでこさん 
    「自分軸」「時間軸」で考え、今の自分に必要なモノ、ふさわしいモノ、心地いいモノを選ぶ
  2. 近藤麻理恵さん
    実際に手に取ってみて「ときめくもの」を選ぶ
  3. 佐々木典士さん
    街全体を間取りとして考え、自分の家に不要であるものはもたない
  4. ミニマリストしぶさん
    「仕事」「時間」「楽しみ」を生み出すモノを選ぶ
  5. Rolandさん
    「好きなモノ」を選ぶ。同じ用途に控えの選手は作らない

いかがだったでしょうか。

大きくまとめると、

  • 心地いい、ときめく、楽しめる・・・自分の好きなモノ
  • 家事や掃除を自分の代わりにやってくれる・・・時間を生み出すモノ
  • シェアやレンタルなどできない・・・自分で所有する必要のあるモノ

という3つにまとめることができました。

掃除をしようと思う時に立ちはだかる、「これは捨てる?捨てない?」の判断の難しさ。

判断が難しいことによって、掃除や片付けが億劫になってしまうことはないでしょうか。

そんなときは片付けのプロやミニマリストの考えを参考に、自分の物と向き合ってみるのがおすすめです。

早速、私も自分の持ち物を見直してみようと思います!

本日もお疲れ様でした!

それでは、またっ。

そんな時には