この記事は、

トイレ掃除をラクにするコツが知りたい
汚れは気になるけど掃除が億劫だな・・・
トイレ掃除の負担を減らすにはどうしたらいい?
という方に向けて書いています。
この記事では、
- トイレ掃除のコツまとめ【トイレブラシ・こすり洗いも不要で簡単】
- 掃除の負担を減らすトイレの作り方
を紹介します。
現在私は、2歳・7歳育児中のワーキングマザーです。
「部屋をキレイにしたい」と思うけど、自分の時間がなさすぎて悩んでいました。
「働く母のタスクを減らして自由な時間を作る」をモットーに、掃除のタスクを減らす方法を発信しています。
・クリーニングインストラクター
・ハウスクリーニングアドバイザー取得。
共働きでも短時間でできる掃除・片付けを研究しています。

毎日キレイなトイレは気持ちいい!
色々やめることで、トイレ掃除のハードルがぐんと下がりました。
もくじ(途中からもよめます)
【ブラシ不要】トイレ掃除をラクにするコツと手順まとめ
トイレ掃除をラクにするコツは、「こすらず汚れを落とす」「洗剤や道具は少数精鋭にする」の2点です。
こすらず汚れを落とす洗剤を使うと、放っておくだけで簡単に掃除ができます。
また、洗剤や道具を厳選すると、管理・買い替えの手間がかからなくなりました。
早速、トイレ掃除の手順と手持ちの道具を紹介します。

まず、「次はどこを掃除しよう?掃除し忘れはない?」と悩まなくていいようにチェックリストを作りました。
- 便座外側 (便座・フタ・便器外側)→お掃除シートとアルカリ電解水
- 便器内部 (フチ裏・ノズル・内側の壁・手洗い排水口)→塩素系漂白剤
- 床・壁周辺 (床・壁・操作ボタン・ドア・ドアノブ・手洗いシンク)→お掃除シートとアルカリ電解水
- 布類 (マット・スリッパ・手拭きタオル)→洗濯
- 換気扇 (換気扇)→竹串・お掃除シート

- 塩素系漂白剤(スクラビングバブル超強力クリーナー)
- お掃除シート(トイレクイックル)
- アルカリ電解水(無印良品)
- 竹串

まずはじめに、市販の塩素系漂白剤で便器の内側と手洗いボウルを掃除します。
現在は「スクラビングバブル超強力トイレクリーナー」を使っています。

塩素系洗剤って?

次亜塩素酸ナトリウムが主な成分の洗剤で、汚れやニオイを強力に分解します。
キッチンハイターやカビ取りハイターなどが有名で、使用後にプールのようなニオイがするのが特徴です。

気をつけることはある?

脱色効果が強いので、服や体につかないように気をつける必要があります。
また、サンポールやクエン酸などの酸性洗剤とまぜると、有毒ガスが発生して危険です。
塩素系・酸性洗剤の場合はパッケージに「まぜるな危険」の表記があるので確認しましょう。
換気をしながら作業してください。
ちなみに、「上記の洗剤はないけど、今すぐ掃除したいな」という場合は、キッチン泡ハイターでも代用可能。
同じく塩素系漂白剤で、泡が汚れに密着します。スプレータイプなので、飛び散らないように注意してください。
それでは、順番に掃除していきましょう。
はじめに、便器のフチ裏から洗剤を回しかけます。

洗剤ノズルの向きをフチ裏に合わせて、ゆっくりかけてください。

次にノズルの洗浄をします。
ノズルの引き出し方は2種類。
自動でノズルがでてくるタイプと、手動で引き出すタイプがあります。
お使いのウォシュレットの操作部分に「ノズルそうじ」「ノズル洗浄」の項目があれば押してみましょう。
どちらを押してもノズルが出ない場合は、手動で引き出すタイプです。
トイレットペーパーで優しく引き出し、塩素系漂白剤をかけてください。

ノズルを引き出すの嫌だな・・・
という場合は、ノズル専用の泡クリーナーもあります。
ムースのような洗剤泡が密着するので、頑固な汚れにも効きます。
次に、手洗いの排水口部分に洗剤をかけます。

これで3分ほど放置します。

ノズルや便器の洗浄を待っている間にカベ、床の掃除をします。
お掃除シートとアルカリ電解水で拭いていきましょう。

アルカリ電解水って?

水100%でできている、強アルカリ性の洗浄液です。
刺激が少なく、手垢や油汚れ、血液などを落とすのに最適です。
はじめにウォシュレットの操作部分を拭きます。

続いて手洗い、カベ、床を拭きます。

床を拭く時はクイックルミニワイパーが便利です。

便座の奥は意外とホコリが溜まっています。
クイックルワイパーを使うと奥までシートが届き、かがんで掃除する必要がありません。
最後に便器の外側、便座フタ、便座を拭きます。

ドアは余力がある時で大丈夫です。


便座の隙間汚れが気になる場合は、竹串で掃除するのがおすすめです。
外して掃除することもできますが、便座機種によって外し方はバラバラ。
説明書を確認するのも大変なので、隙間のまま掃除してしまいましょう。
やり方はとてもカンタンです。

竹串にお掃除シートを巻いて、隙間に差し込み拭き掃除します。
ひと通り隙間掃除しても嫌なニオイが消えない場合、脱臭フィルターの目詰まりが原因かもしれません。

「脱臭フィルター?」と思った方は、こちらで詳しく解説しております。

最後にトイレ、手洗いボウルに水を流して洗剤を流せば完了です。

日々の掃除のタスクを減らすためには、すぐ手に取れる場所が重要です。
塩素系漂白剤やシートはしまい込まずに、出しておくことで掃除に取り掛かるまでの手間を減らせます。
ボトルやシートのデザインがシンプルなものを選ぶと、出しっぱなしでも気になりません。
掃除の負担を減らすトイレの作り方
掃除の負担が少ないトイレの作り方はシンプルです。
物が少ないトイレ=掃除の負担が少ない
「トイレ掃除のタスクを減らす」を追求した結果、「トイレにあるべき物」は意外となくても大丈夫でした。
以下、掃除負担を減らすトイレにするためにやったことをまとめてみました。

「トイレブラシはいるでしょ!」と思っていましたが、先述した通り今は「汚れを溶かす」洗剤がたくさんでています。
トイレブラシが必要な時は、「掃除の時」と「便などの汚れが便器についた時」だと思います。
いずれも塩素系洗剤を便器にかけるだけで、簡単に便汚れを溶かすことができました。
トイレブラシの難点である、
- ブラシの買い替えが面倒
- 1回ごとの使い切りタイプもブラシへのセットが面倒
- ブラシがあると、床掃除がしにくい
- ブラシを置いておくとホコリも積もるし、なんか汚そう・・・
といった悩みがなくなりました。

古い便器で汚れがつきやすい場合は、撥水コーティングスプレーも効果が見込めます。
リンレイの撥水スプレーは、キッチンシンクや窓ガラスの汚れ防止にも使っています。

「トイレブラシ」の維持・管理が面倒な方にはいいと思います。


トイレマットをなくすことで、「マットを洗濯する手間」がなくなります。
ということは、
- 洗濯機を回す
- ベランダに出る
- マットを干す
- マットを取り込む
- 再度トイレに敷く
という作業がマルっとなくなるということです。
さらには、床掃除の際にマットをどける手間もなくなるので一瞬で拭き掃除が完了します。
床掃除の頻度が増え、ニオイが軽減しました。
スリッパをなくすと、スリッパの洗濯、買い替えの手間がなくなりました。
どうしても来客のために置いておきたい場合は、サラッと拭ける素材がおすすめです。

雑貨をおかないので、ホコリがたまらず拭き掃除がラクになります。
「なにも置かないのも殺風景だなぁ」という場合、数を厳選する、季節もので、シーズンごとに入れ替え、直置しない、絵やカレンダーにするのがおすすめです。
我が家は絵本のカレンダーで絵+家族の予定の共有をしています。

トイレットペーパーを2倍巻きにすると、ペーパー交換頻度が減ります。
更に、買い物時の容量も2分の1。
3倍巻きはホルダーによって取り出しにくいかもしれませんが、「ペーパーの取替が面倒」という方は一度試してみる価値はありです。
安すぎるペーパーはちぎれやすいのでおすすめしません。
ちぎれたペーパーで掃除の手間が増えるので、紙質のいいペーパーのリピートすることをすすめます。

作らないというより、無いというのが正しいですがだれもが見てわかることで「しまう」手間が減ります。
紙袋にいれているのは、サニタリー用品。
定期的に袋を交換するだけで清潔が保ててカンタンです。

芳香剤をおいていないので、芳香剤の買い替え、詰め替え、ホコリ拭きの手間がありません。
掃除でたいていのニオイはとれますし、来客前はルームスプレーでも代用できます。
サニタリー用のゴミ箱がないことで、床掃除の時にどける手間、袋の付け替え、ゴミ箱の手入れ、ゴミの回収の手間がなくなります。
サニタリー用品の処分は、都度ビニールに包んだり、処分が必要なときだけ簡易ゴミ箱(使い捨て)を置くことで代用可能です。
その他、「これいるかなあ?」で悩んだら、こちらの記事もどうぞ。

【家族の協力で汚れが激減】トイレ汚れを最低限にする使用方法
ここまで、トイレ内のものを減らすことで掃除の負担軽減をしてきました。
最後は汚れそのものの付着を減らす方法です。
家族の協力は必要ですが、かなり効果が高いのでぜひお願いしたいです。
用を足すときに、座ってするだけで尿ハネによる汚れは激減します。
トイレ汚れやニオイの主な原因は尿の飛び散りです。
NHK「ためしてガッテン!」では最新化学を使っておしっこが便器の壁に当たって飛び散る様子を検証していました。
便器から離れるほどハネる量が多く、近いほど尿ハネが減るという結果になりました。
結果、家族で座って用を足すことで尿ハネによる汚れは防ぐことができます。
出典:NHK公式ホームページ
便を拭かずにウォッシュレットを使うと、汚れがとびちる原因となります。
面倒かもですが、一度汚れを拭いた上で使用していただくと汚れが激減しました。
まとめ
毎日バタバタの中でのトイレ掃除は億劫で、つい後回しになってしまいますよね。
掃除道具は、
- 塩素系漂白剤
- アルカリ電解水
- お掃除シート
- 竹串
があれば、トイレのほとんどの汚れを落とすことができます。
どうしても取れない汚れがある時は、プロ用の洗剤やプロのお掃除を試してみてください。
掃除をラクにするコツは、
- 汚れは見ない・触らないで掃除のハードルを下げる
- お掃除シートとアルカリ電解水で手垢や尿ハネをラクに落とす
- 細かい部分は外さず、竹串で掃除する
- 掃除道具は隠しすぎず、すぐに手に取れるようにする
があり、どれもすぐにできる方法ばかりです。
今後のトイレ掃除の手間をさらに減らすために、
- トイレブラシはもたない
- マットはひかない
- スリッパは使わない
- 雑貨は置かない
- トイレットペーパーは何倍巻きのものを選ぶ
- むずかしい収納は作らない
- 芳香剤は置かない
- サニタリー用ゴミ箱は置かない
などの方法があります。
各家庭で

これだったら、うちもなくてもいけるかも
というものからお試しいただければと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
それでは、またっ!