この記事は、

「話題のカビナイトについて知りたい」
「子どもやペットがいるから、きついカビ取り剤は使えない」
という方に向けて書いています。
キレイにしているつもりでも、いつの間に生えてるねん!という風呂場のカビ・・・

手っ取り早くカビを落としたいけど、小さい子どもやペットがいると「キツイ塩素系洗剤はなるべく使いたくないな〜」ということありますよね。
匂いもツーンと気になるし、換気やゴム手袋などの重装備に
「まぁ・・・いっか・・・」と戦意消失してしまう気持ちわかります!
そこで今回は、
- 塩素不使用の超びっくり洗剤「カビナイト」ってなに?
- お風呂のカビ落とし・予防ができる「カビナイト」の使い方まとめ
- 「カビナイト」の実力・匂い・使用感をレビュー
を紹介します!
掃除好きが高じて、色々な洗剤やグッズを試さずにはいられないポツリです。
・小さい子がいても
・少々よごれがたまっても
・時間がなくても
できる方法を日々研究しています。
日本インストラクター技術協会(JIA)クリーニングインストラクター
共働き家庭の「掃除しなきゃ!」の一助になれば幸いです。
その他お風呂掃除の負担を軽減するグッズはこちらもどうぞ!

もくじ(途中からもよめます)
カビナイトってどんな洗剤?

カビナイトはカビ取り洗剤ながら「塩素」を使わず、食品にも含まれる「発酵乳酸」を使ってカビを落とす洗剤です。
通常のカビ取り剤は「塩素系漂白剤」の強いアルカリ剤でカビを殺菌・脱色するのが特徴ですが、「独特のにおいが苦手」「手が荒れる」などが理由で使いにくいうデメリットも。
カビナイトは「塩素を使わない」安全性から、水周りだけでなく「畳や靴箱など家じゅうのカビを落として予防したい」「安全にしっかりカビ取りしたい」という人にオススメされるロングセラーの洗剤です。
カビナイトの主な成分とカビが落ちる仕組み

カビナイトの主な成分は「発酵乳酸」で、キムチやチーズ、ヨーグルトといった身近な発酵食品にも多く含まれています。
「発酵食品にはいっている成分」と聞くといかにも体によさそうですが、なぜカビが落ちるんでしょうか。
公式ホームページによると、
「乳酸」は食品の保存料として広く使われてきましたが、殺菌力は高くないと信じられてきました。
しかし、乳酸をある特定の濃度・㏗(ペーハー=酸性やアルカリ性の強さを図る数値)に調整することで、乳酸独自の殺菌力を示すことが判明しました。
当社の知見は乳酸カビ取り洗浄剤製法に反映され、カビナイトの製法の基になっています。
この独自に調整された「発酵乳酸」には、強力な除カビ作用があり、家庭内に発生するカビのほとんどを10分で98%以上除去するという検査結果を得ています。(一部抜粋)
試験結果からも、人体や環境に安心・安全な上にカビを落とす効果があるということがわかりました。
一般的な「塩素系漂白剤」を使ったカビ取り剤との違い
「発酵乳酸」なるものがカビ落としに効果があるのはわかったけど、もう家にカビ取り剤ありますけど・・・
という人に向けて、一般的なカビ取り剤との違いをまとめます。

場所別に使い分けることで、より効果的にカビを落とすことができます。
順番にみていきましょう。
一般的にドラッグストアなどで買えるカビ取り剤は「塩素系漂白剤」と言われるもので、強力なアルカリ成分でカビを漂白します。
そのため、掃除中にうっかりバスマットや衣類につくと「脱色・変色」してしまいます。

これまで、何度やっちまったことか・・・
つい最近では靴下をド派手に脱色してしまいました。
比較のため、カビナイトをタオルにかけて5分放置してみます。
(靴下は、キッチン泡ハイターを誤って踏んだ直後の靴下です・・・汗)

キッチンハイター(塩素系漂白剤)をかけた方は、脱色・変色しましたが、カビナイトをかけた方は全く変わりなし!
カーテンや衣類などカビが「カビが生えちゃったけど、脱色は困る」というものにも使えます!
家の中には、「こんなところにカビがっ!」ということありますよね。
お風呂場なら塩素系のカビ取り剤をかけて、シャワーで流すことができますが、木や畳、布類のカビには使えません。
カビナイトは家中使える!と記載があるので、実際に使える場所をまとめています。
- 人工大理石・・・〇
→ただし、ユニットバスの床色がダークグレーや茶色系の場合、数日以上カビナイトをつけると変色することがある - 金属・・・〇
ただし、古いステンレスやタイルの場合、表面の光沢が曇って見える場合がある - 木材・畳・・・〇
ただし、木材や畳によっては、液体の洗剤を吸い取ってしまうことでシミになる場合がある - 布・・・〇
カビのある場所に直接スプレーし、5分置いてから普通に洗濯機で洗う。
メーカー情報によると、ほとんどの個所で使えますが、目立たない場所でテストしてからの使用をすすめています。
また、数時間以上の長時間液剤をつけるのは変色の原因となります。
ほとんど家中OK!ということで、これまでみないふりをしてきた家のカビを一掃できる洗剤です。
個人的にめっちゃ助かる!と思ったのは、カビナイトの使用時はゴム手袋・マスクがいらないこと。
ゴム手袋やメガネ、着替えるのはそれだけで「めんどくさ〜また今度」ですよね。
カビ落としの洗剤だけど、素手で触れるよ
というのは、にわかには信じがたいですが実際に触ってみました。

カビキラーやキッチンハイターが手についた時のようなヌルヌル感もなく、痛さ・かゆさもありません。
30秒ほど経って普通に手を洗いましたが、特にカサつくこともなく異常なし!
取れたカビを触りたくない!という方以外は、本当に素手でお掃除できるので「カビ落とし」のハードルがめちゃめちゃ下がります。
カビナイトには「塩素系漂白剤」が入っていないので、「カビによる色を落とす」ということは難しいということがわかりました。
表面のカビは死滅・殺菌できますが、死んだカビはスポンジなどでこすると簡単に落ちます。
でも、カビによってできた黒い汚れを真っ白く漂白することはできません。
パッキンやフロフタなど、カビの色が気になるという場合は、キッチンハイターやカビキラーなどの塩素系漂白剤がオススメです。
カビナイトでは落ちないカビ汚れがある場合や、手っ取り早く一気にカビを落としたい!という場合はこちらの記事もどうぞ!

刺激臭がないって本当?温泉のような匂いだった
塩素系漂白剤をつかった一般のカビ取り剤は独特のにおいがしますよね。
カビナイトをにおってみます。
塩素のような臭いはなく、レモンやミントでもない・・・

例えるなら「温泉」のような匂い。(わかりにくくてすみません・・・汗)
とにかく、無臭ではないですが近くで嗅がないとあんまりわからないレベル。

いい匂い!というほどではないですが、個人的には不快な感じでもない。
これが乳酸か〜って感じです。
カビナイトの使い方|お風呂のカビには直接噴射で5分放置がポイント
実際にカビナイトを使って風呂のカビを掃除していきます。
使い方はいたってカンタン!
(半年ぶりに浴槽のエプロン外してみました。汚くてすみません!)

まずは、カビのあるところに直接スプレーします。
薄める必要はありません。

5分放置が最大のポイント。
しっかり放置し、カビを消毒・殺菌します。
落ちない場合は30分ほど、放置時間をながくしてみましょう!
カビを殺菌・消毒したら、スポンジでこすっておとします。
お風呂場のエプロンに生えたしつこいカビで5分放置してみました。
スポンジでこすると、するっと落ちました。

カビをおとしたら、最後に水で流すか雑巾でふき取って完了!

いくら体にやさしいとはいえ、気になるのはカビ落としの効果ですよね。
そこで、我が家のカビ落としの定番「キッチン泡ハイター」と強力なカビ落としで有名な「カビ取り職人」洗剤と比較してみました。
エプロンを外して、一番手強い黒カビにスプレーします。

ここに「カビ取り職人」「キッチン泡ハイター」「カビナイト」を噴射。

結構なカビなので、キッチンペーパーとラップでシップします。
(ラップでシップすると空気がはいらず、洗剤が乾燥しないためより効果を発揮します)

カビ取り職人、キッチン泡ハイター、カビナイト3種類ともめちゃめちゃキレイになりました。
まとめ
カビナイトは体にやさしい成分ながら、効果的にカビ落としができることがわかりました。
- カビやお掃除したいところに直接スプレーする
- 5分置くことで、カビが殺菌・消毒される
- 「漂白剤」が使われていないので、色を抜くわけではない。カビにかけたら、こすり洗いが必要
- 一部の金属や木材など、ごく稀にシミになる場合もあるので目立たないところで試すことをオススメ
- こんなにカビが取れるのに手袋・マスク不要はやっぱりすごい!
「知らない間にカビ生えてるし〜」「重装備でのカビ取りめんどくさい」という方はめちゃ爽快!なのでお試しを。
今日もお疲れ様です!
終わりっ!